絹代の生涯【1965年〜

1965(昭40)年 絹代 55歳
  • 鎌倉山に自宅新築。
    黒澤明監督の『赤ひげ』出演後、病身の兄を引き取り数年間看護に専念。
1969(昭44)年 絹代 59歳
  • NHK大河ドラマ『樅(もみ)の木は残った』でテレビ初出演。
1974(昭49)年 絹代 64歳
  • 中村登監督『三婆』、熊井啓監督『サンダカン八番娼館・望郷』の老婆役が迫真の演技で絶賛され、様々な演技賞と共に芸術選奨文部大臣賞受賞。
1975(昭50)年 絹代 65歳
  • ベルリン国際映画祭に出品された『サンダカン八番娼館・望郷』で最優秀女優賞を受賞。
1976(昭51)年 絹代 66歳
  • 最後の出演作品、映画では増村保造監督『大地の子守唄』、テレビでは東芝日曜劇場『幻の町』及びNHK『雲のじゅうたん』のナレーション。
1977(昭52)年 絹代 67歳
  • 1月、体調をくずして入院。脳腫瘍のため3月21日永眠。
    3月31日築地本願寺において映画放送人葬が執り行われる。参列者五千人。
    四十九日忌に鎌倉円覚寺、下関中央霊園とに納骨される。
1985(昭60)年
  • 毎日映画コンクールに田中絹代賞を創設。
    第一回受賞者・吉永小百合。
1987(昭62)年 没後10年 
  • 下関市民の間で本格的な顕彰活動が始まる。